「質のいい勉強」とは?

皆さんこんにちは!

t-Liveスタッフを務めています、東京大学文科三類2年の近藤です。

前回は、成績が急降下した人必見の〈新学期最初のつまずきクリニック〉として、
勉強の「量」についての話をしました。

今回は、〈新学期最初のつまずきクリニック〉第2弾として、
勉強の「質」について東大受験の経験から話していこうと思います!

今回は質について

さて皆さんは、勉強は「量より質」だと思いますか?「質より量」だと思いますか?

これには一人一人違った答えがあるでしょう。

「量の多い勉強」をするのは簡単です。ただ量をこなせばいいのですから。

では「質のいい勉強」とは、どういう意味だと皆さんは思いますか?

一度やったことを忘れないような勉強?
静かな環境で集中してやる勉強?
手だけではなく耳や口も動かしてやる勉強?

確かに、そのどれもが「質のいい勉強」になりうる可能性はあるでしょう。

しかし、こういった勉強が必ず「質のいい勉強」になるとは限りません。
それどころか、「質の低い勉強」にすらなってしまう可能性もあるでしょう。

それはなぜか。「質のいい勉強」の条件とは、なんなのか。

僕は「質のいい勉強」とは、

「その勉強をする意味や目的を本人が考え、かつ理解している勉強」

だと考えています。

たとえばA君が10個の英単語を一回勉強して完璧に覚えたとしましょう。

directionは「方向」、searchは「捜す」だな、よし、といった具合に。

たった一回で全ての意味を覚えられたんだから、A君は「質のいい勉強」をした。

あなたはそう思いますか?

僕は全くそうは思いません。

上の例の場合、確かにA君は一度にたくさんの英単語の意味を覚えることができています。
とても効率がいい。

ですが逆に、A君は「意味を覚えただけ」であるとも言えます。
directionという単語が「Aの方へ」という意味でin the direction of Aという形で多用されることも、
searchが「B(物)を求めてA(場所)を捜す」という意味でsearch A for Bという形で多用されることも、
全く理解していません。

これでは、英単語を勉強する「意味」がないと、僕は思います。

大学入試に立ち向かう上では、
A君のように、「効率はいいがうわべだけの知識しか身につかない勉強」だけをしていても、
必ずどこかで壁にぶち当たってしまいます。

目指す大学のレベルが高ければ高いほど、「知識の分厚さ」が必要になると言えるでしょう。

数学なら、定理や公式だけではなくその証明を、
世界史なら、年号や出来事だけではなくその背景を、
追い求めるようにしましょう。

この勉強をしたら、こんなことが分かって、こんな風に入試に役立つ。
それを考えて、理解してから初めて、その勉強に手をつけるようにしましょう。

なぜいま自分がその勉強をしているのか、自分で完璧にわかっていること。

それこそが「質のいい勉強」の条件なのです。

さて、次回以降はいよいよ<科目別>の勉強法についての記事をアップしていきます!
お楽しみに!

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