科目別勉強法~現代文(評論)~

こんにちは、東京大学文科一類の李です!
今回は、大学受験における難関「現代文(評論)」の読み方についてお伝えします!

評論って難しい…?

現代文、それも評論というと、多くの人は苦手意識があると思います。

それは厳しい時間制限の中で、筆者の言いたいことを的確に読み取らなければならず、
その上で似たようなことが書かれている選択肢を吟味し、たった一つしかない正解にたどり着かなくてはならないからである、
という理由が大半だと思います。

しかし、多くの大学が入学試験の一部として課している以上、現代文は避けては通ることができない道です

ここまで聞くと、多くの人は現代文が嫌になってしまうかもしれません。
そうでなくとも既に、評論を読み解くことが苦手だと考えてしまっている人も多いと思います。

この記事ではそういったジレンマに陥っている高校生の皆さんに向けて、
まずは評論文に対する苦手意識をなくすことができる考え方を紹介します!

言いたいこと=「主張」

評論とは、何かの事柄に関して筆者が「評」し、「論」ずることを意味します。

つまり、筆者があるテーマに関して言いたいことがあるときに評論文が書かれるのです。

特に多くの人が受験するセンター試験を例にとってみましょう。
これは50万人もの高校生の学力を適切に評価するための試験なので、
文中で筆者が最も伝えたい部分=「主張」が答えになるように作られています。
そのため、筆者の言いたいこと=「主張」を読み解くことができれば、自ずと正解は近づいてきます。

「主張」と一対一対応する概念として、「具体例」「比較」などが挙げられます。
これらは文章の骨格をなす「主張」を肉付けする部分なので、逆にいえば答えを求めるときは、
その肉付けを取り払ってあげれば、「主張」が鮮明に見えてきます。

とりあえず評論を読んでみる

初めから「主張」だけを読み取ることは難しいです。
しかし実際に取り組んでみない限りは、評論文が読めるようにはなりません。

入試の国語には時間制限がつきものですが、それをあえて取り払って
納得のいくまで評論文をまずは読み、自力で根拠を持って正解にたどり着いてみましょう。

根拠を持って正解にたどり着くためには、問題文に線を引くなど「落書き」をすることが不可欠です。
その文章のエッセンス=根幹をなす部分、
つまりそこだけ拾い読みすれば筆者の主張が見えてくる部分だけが見えるように、「落書き」をしてみましょう。

いくら時間がかかっても大丈夫です。
「筆者はだいたいこんなことが言いたいんだな」と自分の頭の中で考えられるまで、文章を読み込みましょう。

主張と主張でない部分

筆者の主張を段落ごとに繋げるだけで、全体の言いたいことはまとまります。

しかし、主張を把握するだけでは文章を読み込んだことにはなりません
ここから考えなくてはならないことは、主張以外の部分の解釈です。

何か言いたいことがあるときに、それをはっきりと言葉に表すのはもちろん有効ですが、
相反する事象を並べて比較したり、一般論を述べたり、わかりやすい具体例をあげたりすると、
もっと良く相手に言いたいことが伝わることは、みなさんも良くご存知でしょう。

そして評論の書き手も自分の言いたいことを伝えるために、こうしたテクニックを使用しています。
日本語には色々なテクニックがあるのでここで全てを説明することはできませんが、
重要なことはメリハリをつけて読むことです。

一文一文全てに何かしらの役割があると考えて、どれが主張でどれがそうでないかを分けて読むようにすると、
何度も読むべき部分と流し読みしてもいい部分が浮き彫りになります。

まとめ

現代文の問題に取り組むには、その前提となる文章の理解が必要であり、
その理解は上で紹介したような地道なやり方でのみできるようになるものです。

まずは中学の現代文の文章からでも大丈夫です。自分の力で文章がどんな構成をしているか、読み解いてみましょう。
問題への取り組み方は、また別の記事で解説します!

さて次回は、科目別勉強法第7弾として〈化学〉についての記事をアップします!
お楽しみに!

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