東大生が教える東大国語必勝法

全国の受験生の皆さんこんにちは
t-Live東大生スタッフのK.Hです。
今日は今までの科目一般の勉強ではなく、東大合格に絞った勉強のエッセンスについてお話ししたいと思います。

東大について知ろう

皆さん自分が受験する大学についてしっかりリサーチしていますか?
特に各科目の配点や試験時間、傾向などは必ず押さえておくべきです!

東大の国語の配点は、公表されていないのですが、

文系 150分

第一問(現代文) 40点

第二問(古文) 30点

第三問(漢文) 30点

第四問(現代文) 20点

理系 100分

第一問(現代文) 40点

第二問(古文) 20点

第三問(漢文) 20点

と、言われています

攻略のカギは古文漢文!

国語は東大受験においては得意であっても差がつけにくい科目であるため、コスパよく得点することが大切です。

さて、上の配点を見て、皆さんはどの大問が重要だと思いますか?

答えは第2問第3問(古文漢文)です。

東大の現代文は模範解答が公表されておらず、各予備校による解答速報も、必ずしも正しいものとは限りません。有名な予備校同士の模範解答が食い違う、なんてこともよく起こります。しかし、古典においては答えが多義的になる問題はほとんど出題されません。さらに、問題文も短く設問も基本的な現代語訳など、同レベルの他大学の入試問題と比較しても比較的容易です。配点も文系理系ともに全体の半分を占めています。

また、東大受験の場合、ほかによほど苦手な科目がなければ、国語全体で65点前後を獲得すれば合格にかなり近づきます。
そう、古典で安定して七割程度(42/60)を取れれば、現代文が半分以下(25/60くらい)であっても、合計で67点前後と、合格には十分な点数が得られます。

では、具体的に、どうやって七割を狙うのでしょう。

一問目を確実に

東大の古文では、設問1に必ずと言っていいほど単純な現代語訳の問題が出ます。

これは必ず取りましょう。基礎的な単語力、文法力、また古文の問題への慣れが問われます。これらは日ごろの単語帳や学校の授業の学習がものを言います。

しかし、単語や文法をおさえてるだけで本当にあの東大の問題が解けるの?と思う方もいるかもしれません。

試しに実際の東大の問題を見てみましょう。2012年の問題です。

岩橋の夜の契りも絶えぬべしあくるわびしき葛木の神

この歌は、葛木の山、吉野山とのはざまの、遥かなるほどを巡れば、事のわづらひのあれば、役の行者といへる修行者の、この山の峰よりよりかの吉野山の峰に橋を渡したらば、ことのわづらひなく人は通ひなむとて、その所におはする一言主と申す神に祈り申しけるやうは、「神の神通は、仏に劣ることなし。凡夫のえせぬ事をするを、神力とせり。願はくは、この葛木の山のいただきより、かの吉野山のいただきまで、岩を持ちて橋を渡し給へ。この願いをかたじけなくも受け給はば、たふるにしたがひて法施をたてまつらむ。」

アの答えは「面倒なことがあるので」

イの答えは「普通の人ができないことをすることを、神通力という。

ウの答えは「なしえたことに応じて」

です!いかがでしょうか。

アに関しては、わづらひ=面倒なこと、「ば」の簡単な訳し分け、が出来ること。
イに関しては、漢字の字面から「凡夫」=凡庸な人間=普通の人と読み取ること、「え」+「ぬ」で不可能の意味を表すこと、「を」の訳し分け、一般常識から「神力」=神通力の言いかえ、ができることが求められています。
ウは「たふる」の意味が取りづらいですが、直前で神様に願い事をしていること、なにかに応じて「法施をたてまつる」=お経を唱える的な文脈から、「神様が叶えてくれた願い事に応じて、お経を唱えよう」という意味が取れ、大外しはしないかと思います。しかしこれも「たふ」に、「能力がある」という意味があることを知っていればよりスムーズに自信を持って解答できます。

この自信が案外大切で、実際受験のときにこの設問1の訳が分からなければ、とてもとても動揺してしまい、ほかの解けるはずの問題も、手につかなくなってしまいます(実際筆者は世界史で簡単な単答の問題が解けず、超動揺しました)

それを避けて、逆に「ここは確実に点数が来る」と安心するためにも基礎事項はおさえておきたいです。

覚え方に関してなのですが、古文は、現代に生きる自分たちにとっては外国語のようなものなので、覚え方は英単語と同じやり方で大丈夫です。よければ過去の英単語の覚え方の記事( 「英単語の覚え方」)の記事も読んでみてください!コツは、“一度覚えたものを忘れてしまうことは仕方ないと割り切り、何週もすること”です!

満遍なく得点しよう

もう一つ、七割を超えるために次に必要なことは「0点の設問を作らないこと」です。
これを達成するカギとなるのは、“早く正確に読むこと“です!

早く正確に読むためには、普段の学習での音読が絶大な効果を発揮します。

「古文で音読?英語は発音が大事だから音読するのは大切かもしれないけど…」と思う人もいるかもしれません。

筆者も高校生のときはそう思っていました。

しかし、だまされたと思って続けるうちに少なからず効果がでてきました。

音読する文章は、授業で扱ったり、自分で解いた模試で出題されたような、ある程度内容のわかる問題文です。これを、その文の大まかな現代語訳を思い浮かべながら音読していきます。

しかし、現代語訳を暗記するのではありません。一回一回頭の中で訳すのです。

こうすることで、古文の文体に慣れることができて問題を読むのが早くなることは言うまでもなく、精読という面でも「む」や「に」のようないろんな使われ方をする語の訳し分け、敬語の向きの判別が自然にできるようになります。

古文で得点が思うように取れない人の中には、単語や文法の知識はばっちりのはずなのに、文章の最後のほうに行くにしたがってなぜかだんだん内容が理解できなくなりちんぷんかんぷんになってしまう、もしくは一文ごとの内容は理解できるけど時間がたりなくなってしまうという人が多いと思います。

これは、文章の流れを意識しながら素早く読む癖がついていないからです。

音読によって大まかに訳しながら読む癖がつけば、文章の最後のほうに行っても話の大筋を見失いません。

また、単語が完璧であれば、今まであきらめていた最後のほうの心情説明問題も、読み進めてきた大筋に対して単語の完璧な訳を当てはめるだけで十分な回答が作れるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか

配点から逆算して目標得点を決め、それを達成するための戦略をしっかり練り、できることを最後まで全力でやって、合格の可能性を確実に上げていきましょう。

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