現役東大生による東大科類紹介~文科二類編~

こんにちは!文科二類2年のY.Mです。
今回は東大の文科二類(通称「文二」)について、入試や入学後の実態などを現役文二生の私がお話ししていきます!

入試について

例年、文科二類の合格最低点は文科一類よりも5点前後低く、文科三類よりも5~10点前後高くなっていることが多いです。
そのため直前期に文科一類から文科二類に、または文科二類から文科三類に志望変更する受験生も多くなっています。

しかし、2019年度入試で文科一類の最低点が352点、文科二類の最低点が358点となり、文二が文一を上回るという番狂わせが起きたり、文科三類から経済学部への進振りが大変で入学後に後悔、なんてことも起きたりするので、志望変更は慎重に考えたほうがよさそうです。

入学後の生活について

クラスは、第二外国語によって分けられた、文一生との合同クラスになります。女子は意外と少なく、スペイン語選択だった私のクラスでは28人中たった5人でした。

あまりの男女比に、女子高出身だった私はとても緊張していましたが、とても仲のいいクラスで、毎日学食を一緒に食べたりしていたためすぐに仲良くなることができました。

進振り(後で詳しく説明します)が終わって学部が別になった後もクラスコンパや集まりが開催されるなどして交流が続いており、大学生活の中でも大切なコミュニティの一つになりました。

進振り(進学選択)について

他の大学にないもので東大にあるもののひとつに、「進学選択」制度(通称「進振り」)があります。

東大では、1、2年生は全員が教養学部(前期課程)に所属し、駒場キャンパスで基本的にすべての授業を受けます。そして、2年生の途中にあるこの進学選択制度によって、3、4年生で授業を受ける学部(法・文・経済・教育・理・工・農・薬・医・教養(後期課程)のいずれか)や学科が決定します。

特筆すべき点は、それぞれの学部に「指定科類」というものが定められている点です。
これは、その学部の指定科類となっている科類に、学部の定員のかなりの割合を占める人数分の進学枠が固定で振り分けられる、という制度です。

例えば、文科二類は経済学部の指定科類になっているので、文科二類に所属していると、経済学部への進学枠がたくさん回ってきます。そのため経済学部への進学が楽!ということになります。

もちろんほかの学部学科を志望することもできますが、その場合、ほかの科類の生徒たちと少ない枠を争うことになるので、実質この制度は指定科類からの学部への進学を推奨するものとなっています。

というわけで、多くの学生が経済学部を志望し、経済学部に進学する、というのが文科二類の特徴です。
実際には文二生360人のうち、270人ほどが経済学部に進学します。
つまり、4人に3人が経済学部へ進学します。かなりの割合ですよね。

残りの1/4の人たちも、経済学部に行けなかったというよりは、もともと進振りで他学部志望だったという人も多いので、文二→経済学部という進路はそれほど難しくはないと言えます。

経済学部の学科は経済学科、経営学科、金融学科の3つがあり、進振りが終了した後、10月頃に決定します。
といっても、学科間で重複する必修科目が多く、3年生から4年生に進学するときの転科もできるので、それほど学科選びは重要ではないと言われています(笑)

ここまで主に経済学部についての進学について書いてきましたが、もちろん他学部へ進学する人もいます。
私のクラスには工学部の建築学科や都市工学科など、理系の学部に進学する人もいました。

「文ニート」とは?

東大で俗に「文ニート」と呼ばれる人たちをご存じでしょうか?

文ニートとは、文二の学生のうち、1年の間に必要単位を取り切って、2年Sセメスター(春学期)の履修科目が0科目の人たちを指します。まさにニートです(笑)

東大では、上で説明した進振り制度のために、2年Sセメスター終了までに取得しなければいけない単位数が、必修科目やそうでない科目ごとに何単位、というところに至るまで細かく決まっています(学部が生徒に対して、その学部に進学するために獲得しなければならない単位を指定していることもあります)。

ですがそれらの単位は基本的にすべて、1年生の間に取り切ってしまうことが可能なんです。

であれば、文科一類や三類、はたまた理系の学生だって2年の前期セメスターが0コマにすることができるかというと、そうではありません。

ほかの科類だと、その科類を指定科類にしている学部から個別で2年Sセメスターも授業に駆り出されたり(法学部など)、単純に進振り競争が熾烈で良い点数を取るために余分に授業を受ける必要があったりと、なかなか2年の前期を授業を受けずに乗り切る、ということは難しいのです。

つまり文科二類では、1年のうちに必要な単位を取り切って、経済学部への進学を目指すのであれば、2年Sセメスターで堂々と授業以外のことに打ち込むこともできる!ということになります。

かくいう私も、2年Sセメスターでは平日に履修している授業はなく、準文ニートでした(週末の集中講義をとっていて厳密には履修0コマではなかったですが)。

私の場合は、興味がある授業に履修登録しないで出席してみたり、サークル活動に打ち込んだりしました。
履修登録なしで授業に出席するのは、テストや成績の心配なしに気楽に授業を受けられるのでおすすめです。

また6月からは、1か月半ほどアメリカに短期留学することができました。
大学入学後に留学を考えている人は、「文ニート」になることを検討してみてもいいかもしれませんね!

まとめ

ここまで、文科二類の入学後の生活や進振りなどについて紹介してきましたが、いかがでしたしょうか?
経済学部に進学したい方はぜひ、文科二類を志望することをおすすめします。

また上で説明したように、文科二類は(経済学部志望で、1年生で頑張った人なら)他の科類に比べて2年生の間の時間の使い方が自由なので、趣味やサークル、資格取得に打ち込みたい方にもおすすめです。

この記事を読んで、文科二類に興味を持ってくれた方がいれば嬉しく思います!

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